英語の知識は十分ある!英語を話すトレーニングより先に自分に自信を持つこと。
英語って必要?
この疑問を持っている人は、大人もこどもも含め非常に多いと思います。必要だろうけども必要性を感じない。生活環境が日本語でOKなので、必要なんだろうけど、本当に必要かどうか分からない。ということなんでしょう。
2014年、ベネッセ教育総合研究所が行った全国の中高生へのアンケートの結果、9割以上の学生が、『仕事で英語は必要』と答えています。ただ、実際は『中学生の44%』『高校生の46%』が、英語を使うことはほとんどない。と回答しています。
これから、日本は多くの外国人が訪れるようになります。オリンピックや観光で来日する外国人に接する機会も多くなってくるでしょう。その時に、やっぱり英語って必要だな。と思うはず。
英語が話せれば、日本の良さを伝えることが出来るかも知れませんし、困っている外国人を助けられるかもしれません。
今や、小学校高学年から英語の授業が科目としてあり、中学、高校と約7~8年間も英語の勉強をします。なのに話せない。のはおかしくないでしょうか??本当に私たち日本人は英語が話せないのでしょうか?
なぜ、英語が話せないのか?
NHK『英語でしゃべらナイト』の司会でおなじみの、お笑いコンビ『パックンマックン』のパックン。この人、実はハーバード大卒です。しかも日本語ペラペラです。
このパックンが、日本人の英語について話しています。
❝日本人が英語を話せないと思っているのは、英語の必要性に欠けているから。日本人は自分で思っているより英語が話せます。❞
とのこと。確かに、7~8年も勉強しているわけですから話せてもおかしくないですよね。
❝たとえば「サッカーの試合を観に行きたい」を英語で言ってみると、I want to see ……soccer games ......かな?
ほら言える。それを、それをスペイン語、イタリア語、ロシア語で話してみようとしても無理。でも英語なら言える。❞
これくらいの英会話なら言えるかもしれませんね。
❝もしアメリカの学生がいまくらいの日本語会話ができたら、履歴書に『特技は日本語』と堂々と書く❞
とのこと。つまり、日本人に必要なのは自信ということでしょうか。
❝日本人は英語ができないって思い込みすぎ❞
なんだそうです。
完ぺきを求めないのがコツ
映画やDVD、海外ドラマの字幕に甘えずに見てみる。完璧に分からなくても、何となく分かるものです。私たち日本人は長い英語教育のおかげで英語は身につけています。あとは、必要性さえあればもっと話せるようになるとのこと。
料理を作るとき、レシピ通りに作りますが、出来上がった味に本格レストランの味を求めることはしません。また、ファッション雑誌を見てショップで服を買って着ても、モデルになることを求めないですよね。
つまり、日本人はやるからには完璧にしないといけない。という思い込みから、英語を話す機会を失っているのだと思います。
もっと、ざっくりでもいい。今の自分の話せるレベルで英語をしゃべっていく。という経験が自然と英語苦手意識をなくしていくのではないでしょうか。
英語が必要だと思っても、英語が必要な機会がないということであれば、自分から作っていくしかありませんよね。そうすれば、『あれ?しゃべれてる!?』ということになるかもしれません。