なでしこジャパン準優勝の賞金額。女の子はなでしこになりたいのか？

サッカーの女子W杯（ワールドカップ）の日本代表である『なでしこジャパン』は、残念ながら準優勝となってしまいました。それでも、最後までよく頑張ってくれたと思います。

f:id:Hiyotena:20150707150120p:plain

現地時間7月５日（日本では7月６日に女子ワールドカップ（Ｗ杯）カナダ大会にて、日本２−５アメリカで敗れ、２大会連続の２度目の優勝は出来ませんでした。となみにアメリカは４大会ぶりの史上最多３回目の世界一となります。

前半だけで3点を決められるなど、アメリカに圧倒される展開でしたが、なでしこジャパンのみんなは、屈することなく、最後まで反撃を繰り返してくれました。日本の女子サッカーの実力も、2011年ワールドカップ、2012年ロンドンオリンピック、そして今回のワールドカップカナダ大会も決勝に進出したことを考えると、十分な結果であったかと思います。これからもっと強くなる可能性を秘めていますので、女子サッカーの発展に力を入れていってほしいものです。

f:id:Hiyotena:20150707151711j:plain

女子ワールドカップの賞金額

今回の女子サッカーワールドカップカナダ大会での、賞金総額は1500万ドル(日本円で約18億5000万円)。そして、優勝賞金は200万ドル(日本円で約２億5000万円)。

そして、準優勝のなでしこジャパンは140万ドル(日本円で約１億７000万円)。この金額が日本代表なでしこジャパンの選手にボーナスとして、あと関係者へ支給されます。ちなみに、3、4位は70万ドル(日本円で約8600万円)。以下、それぞれのチームに割り振られます。

f:id:Hiyotena:20150707151904j:plain

ちなみに、男子のワールドカップはというと、

2014年のワールドカップブラジル大会においては賞金総額5億7600万ドル（日本円で約586億円）。優勝賞金は3500万ドル(日本円で約３５億７400万円)

女子と桁が違いますね。2014年のワールドカップブラジル大会の優勝賞金は史上最高額となっています。これは、放送権やスポンサーからの収入が増えたこともありますが、それだけ注目度が高いということになります。

なでしこジャパンの現状

日本の女子サッカー選手は、厳しい状況でプレーや練習をしています。少しずつは良くなっているということですが、なでしこジャパンのこれだけの活躍があるにもかかわらず、大きな転換はまだまだ先のようです。

f:id:Hiyotena:20150707151752j:plain

代表に選ばれた選手でさえ、クラブと契約を交わしている選手は少なく、年俸も500～600万円くらい。体を張って怪我をするリスクを負っているにもかかわらずこの年俸。プロ契約をできない多くの選手は仕事をしながらプレーしている現状です。サッカーをしてお金をもらうということが、非常に厳しい現実です。

こんな厳しい状況ではありますが、INAC神戸のように運営会社の契約社員として働いてもらい、練習や試合に専念できるようにしたところもある。プロのような年俸ではないとはいえ、生活の心配をしないで、サッカーに集中できるということで、人気と実力を兼ね備えた代表選手が数多く所属している。それもあってか、観客動員も好調でクラブ経営の採算が取れるようになったとのこと。

世界の女子サッカー

活躍して世界を目指せば、日本ではありえないような高額年俸がもらえる。が、これは男子だけ。

女子は世界でも待遇が良くないらしい。アメリカは女子サッカー人気が高い国ですが、アメリカ国民全体のサッカーへの情熱が薄いので、そこまでの期待は出来ない。それでもほかの諸国よりは断然ましです。特にヨーロッパでは観客動員が今ひとつらしく、潰れるクラブが多いとのこと。今あるクラブに所属しても生活できるだけの報酬が貰えることはほとんどないらしい。

f:id:Hiyotena:20150707151813j:plain