コーヒーの効果を高める時間帯があった。
コーヒーを飲むタイミング
コーヒーを飲むタイミングがあった!?コーヒーにはカフェインが含まれており、その効果として、眠気や疲労感を取り除き、思考力や集中力のアップ、呼吸機能や運動機能を高める、利尿効果、消化促進、二日酔いの頭痛に効果、呆けやパーキンソン病の予防効果など、いろいろと報告されています。
昨日遅くまで仕事だった。とか、飲み過ぎて疲れが溜まっている。とか、仕事をしたくないなんて言っても行かなくてはいけないのが大人の事情。
そんな泣き言のもとを和らげてくれるのがコーヒーという訳です。ただ、いつ飲んでもコーヒーの恩恵を受けられるということでもなく、コーヒーを飲むタイミングと量があったのです。
コーヒーとホルモン
コーヒーのカフェインは、ストレスホルモンの『コルチゾール』という物質の分泌を促進させます。コルチゾールは副腎で作られ、様々なストレスに対抗することが出来るホルモンです。ストレスホルモンとも言われています。ストレスに敏感に反応すると多量に分泌されたりします。
コルチゾールは朝6時ころから増え始めて8時ころに分泌量がピークになります。一般的にエネルギーを最も必要とする時間帯であるためです。朝起きるときはコルチゾール濃度が上昇します。どうも目覚めが良くない、、、という方はコルチゾールの分泌が正常ではないかも。
参考:
その後11時から12時ころにかけて低下し15時から24時前後には急激に低くなります。朝の4時ころには最も低くなります。これは活動時の精神的、肉体的ストレスから休んでいるためです。
コルチゾールが常時大量に分泌され続けているということは、常にストレス状態であることを意味します。また、分泌が少ないと副腎疲労の可能性があります。
カフェインと睡眠
カフェインには眠気防止の効果がありますが、その反面、睡眠を妨げてしまいます。一般的な成人が体内でカフェインを半分するには、だいたい6時間かかります。さらに、カフェインの効果がなくなるには8~12時間必要で、完全に体内からなくすためには数日必要となります。
就寝時間を考慮に入れてコーヒーを飲むタイミングを逆算すると、22時に寝る人だと14時までがコーヒータイムになるわけです。14時以降は睡眠不足や疲労蓄積につながる可能性が大きいのです。
コーヒーを飲むのはこの時間
コーヒーを飲むタイミングは、『コルチゾールの濃度が下がるとき』と『就寝時間に支障が出ない時間帯』ということで、11時から12時か、13時から14時がコーヒータイムとなります。
カフェインの量
毎日カフェインを摂り続けると不眠症や精神不安などの症状が現れる危険性があります。コーヒーだと、250ml/1杯で100mgのカフェインが含まれると言われています。少なく見積もって1日あたり2~3杯がベターかと。
疲労回復の特効薬である睡眠を妨げてしまう時間帯のコーヒーは『疲労の回復剤』でもあり、『疲労の原因』ともなりえます。
あまり大量に飲まないことと、何日かはコーヒーを飲まない日を設けるのもいいかも。
参考:カフェインは疲労の原因?