ユーグレナ社長の夢中になれる強さから勇気をもらう。
ユーグレナ社長のひと言。
ミドリムシ(ユーグレナ)で注目を浴びることになった株式会社ユーグレナ社長の出雲さんが言った『ひとつのことに夢中になれる強さを教えてあげたい。』ということばが心を打ちます。
何かひとつの技術や、何かひとつの好きなこと。そのことに夢中になってやり続けられるかどうか。これがあるかないかで大きな分かれ目になってきます。
ユーグレナ社長の出雲さんは、大学時代の友人とともに2005年8月に会社を作りますした。そして、2007年の12月までの2年半の間に500社にミドリムシの営業に行います。
が、しかし、どこの1社も出雲さんの提案するミドリムシを買ってくれず、2年半で契約ゼロという結果に。このとき給料は月10万円くらいとのことです。
出雲さんがこの話をすると必ず言われる、
『そんなに大変だったのに、何故めげずにやってこれたんですか?そのコツを教えてください』という問いかけ。
この言葉に対して出雲さんは、
『好きなことをやってる人に、なぜやれるんですかなんて聞かないでしょ?』
と答えます。
ミドリムシの可能性を信じ好きでやってきた。誰かに頼まれてやっているわけでもない。ミドリムシで栄養失調で命を失う子どもを救いたい。クリーンエネルギーとして飛行機を飛ばしたい。500社に営業に行ったのも、実現したいという湧き出る思いからだそうで、それ故に、そんなに大変なことではないと言います。
出雲さんが理想とするのは、
勉強ができるとかではなくて、『時間を忘れるくらい打ち込める好きなものがある』ということ。小学生も中学生も高校生も、社会に出た新入社員も、長年勤めているサラリーマンにも、時間を忘れるくらい打ち込める好きなものがある。という強みを持つことの大切さを教えてくれます。
周りと一緒で安心。という時代も終わりました。自分で勝負していくことになった時に、自信をもって勝負できる『何か』があるかどうかです。
失敗したらどうする?
やってみたけどやっぱりダメだった。となっても突き詰められるだけ突き詰めた体験があれば自分に自信がつきます。
あきらめもつきまし、別の方向性が見えるかもしれません。
そして、この体験はどんなことにでも応用が利くので最終的な踏ん張りどころになるのです。
始めから失敗を考えるのではなく、実現したい好きなことがあるというのであれば、やってみればいいのです。好きなこと夢中になれることこそが自分の動く機動力となり、世の中を変えるものとなる可能性は大いにあるということなのです。