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おいしい果物見分けの疑問 スーパーはおいしいのか?

果物がおいしくない!

スーパーで買った果物がおいしくない!と思ったことは誰にでもあるはず。フルーツを買って、『わぁ、甘くておいしい!』と思ったことってありますか?

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スーパーによっては、農家直送を売りにしておいしいのかもしれませんが、たいていのスーパーはおいしくないはず。

おいしい果物の見分け方なんかもありますが、もともとの果物においしさがなければ意味がありません。

 

でも、スーパーは一通りのものをまとめて買うことができるのですごく便利。おいしくないと分かっていても、八百屋さんや肉屋さんの使い分けを上手くできるほど、時間に余裕もないので、、、と、ついついスーパーでまとめ買いをしてしまいます。

 

お店のポップには、『甘くておいしい』と書いてありますが、その品種が甘いのであって、売られているものが甘いとは限らない。というかなりナナメな見方をしてしまうのです。

 

 

スーパーのフルーツは本当においしくないのか?

いちばんおいしい時期は採りたてに決まっています。食べごろのおいしいタイミングで採るからおいしいのであって、おいしいときより前に採ればそれは間引きになるわけです。

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ただ、果物によっては採って置いておくことで、糖分がでておいしくなるものもあります。食べごろ前の果物は、果実がまだ青い。果肉が固い。甘みが薄い。青臭い。など果実本来のおいしさに及ばない、いまいちな味です。経験豊富なプロの農家がおいしくないフルーツを育てているわけではなく、

 

店頭に並べたときにベストの見栄えになるように計算して、早どりのものを出荷しているのです。ビジネスとしての果物作りです。

 

これが、食べごろのタイミングで収穫して出荷すると、店頭に並ぶ頃にはブチュブチュの熟しきった果物になり、おいしいピークを完全にスルーしたものになってしまいます。これは誰も買いませんので、最終的には早摘み出荷という結論になるわけです。

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スーパーで買う果物がおいしくない。といわれると、出荷した農家の人もいい気持ちはしないでしょう。が、そこは十分わかっています。おいしくない時期に収穫して出荷しているわけですから、農家のプロ意識と商売の価値観とのせめぎあいがあるのです。

 

店頭で、おいしく食べごろの見栄えを見せようとすると、早摘みはどうしても必要になります。それは、商品の流通にかかる時間もあるのですが、その流通において、もうひとつ早摘みである必要があるのです。

 

 

店頭までの流れ

農家や農協(JA)で集荷された果物は、運送会社のトラックで市場まで運ばれます。

市場で仲卸や小売に買われます。

スーパーの配送センターや販売店舗に運ばれます。

商品として陳列されて、買い物客の手に渡ります。

 

このように、多くの業者を中継してスーパーに商品として並びます。 出荷から陳列されるまで、トラックなどの移動の揺れや衝撃がかなりあります。その衝撃にも耐えられるくらいの果実の固さが必要であるため、

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食べごろのベストタイミングの出荷ではなく、早摘みによる出荷が商売上ベストになるわけです。

 

いちばんおいしく食べようと思うのであれば、半分趣味で農家をしている方と個人的に契約を結ぶこと。シーズンごとの果物を定期的に送ってもらう。という方法が一番いいかもしれません。