夏の暑さ疲れを回復するカレーの万能さを再発見
カレーが食べたい。
夏になると、なぜかそう思いますよね?
夏になるとカレーが食べたくなる理由はちゃんとあって、ひとつは、CM。カレーのCMが夏の暑い時期に多くなるから。もうひとつは、カレーのにおいが食欲を刺激するから。
やっぱり、夏にカレーを食べるのは栄養バランス的にもぴったりで、炭水化物、タンパク質、ビタミンなど豊富な栄養素が上手に取れます。カレーを食べて汗をかくことで体温も下がります。
さらに、スパイスには脂肪燃焼や血行促進などの体を活性化させる効果もあるので、3日に1回はカレーでもいいくらいです。食べすぎはよくありませんけど。
カレーにはらっきょ!
という方もいるはず。夏のカレーのお供にはらっきょがおすすめです。
らっきょは、胃腸の働きを良し利尿作用や生活習慣病予防などの効果もあるので、体が疲れて、内臓機能も低下する夏は、らっきょが合います。
水の飲みすぎはNG。
辛さを和らげたかったら乳製品を飲みましょう。インド料理の定番のラッシーやチャイ、牛乳でもOKです。カレーと乳製品を一緒にとると栄養バランスがさらに良くなります。
カレースパイスのピックアップ
和名はウコン。肝臓の働きを良し動脈硬化を防ぎます。筋肉疲労の予防にも効果があります。
・唐辛子
辛味成分のカプサイシン。カプサイシンは体脂肪を燃焼させ、血行を良くし食欲を増進させてくれます。まさに夏バテ予防のスパイス。
・黒こしょう
消化機能を刺激し便秘に効果あり。新陳代謝を活発にしてくれます。体内の余分な水分を排出するので、水分を摂りすぎてしまう夏にぴったり。
・ナツメグ
体を温めます。冷房で冷えやすい人にはぴったり。
胃腸など消化器系への効果があり、殺菌効果があるので食中毒予防になります。夜ねつきが悪い日が続いたりするときも、安眠の効果があります。
ただ、食べ過ぎは危険なので注意を。
10グラム以上のナツメグの摂取は、痙攣を起こしたり、マリファナに似た幻覚を生じることがあるとか。また、肝臓障害を引き起こすこともあるらしいです。幻覚症状が現れ出すのは5グラムからということです。
カレーを作る際にナツメグを大量に入れることはありませんし、ひとりで大量に食べることもないので大丈夫です。
たとえば、4人分のカレーを作るときに入れるナツメグの量は、おおよそ1.25グラム~2.0グラムくらいですので、過剰に気にする必要はありません。
カレーは、まさに漢方薬なのです。
主役となりえる野菜
・じゃがいも
じゃがいもに含まれるナイアシンやパントテン酸は、糖質と脂肪の代謝を助けるので、ダイエット効果があります。
・なすび
ナスは90%以上が水分なの
です。活性酸素の働きを抑え、がんや動脈硬化予防に効果的なアントシアニン系の色素ナスニンという成分を含んでいます。
・トマト
赤色の色素リコピンがいっぱいのトマト。活性酸素の働きを抑え、がん予防や動脈硬化予防。さらに、美肌やアンチエイジングの効果もあり。リコピンの抗酸化作用はベータカロチンの2倍、ビタミンEの100倍あります。
スープカレーにしてさらっと食べてもいいし、ナンでガッツリ食べてもおいしいし、1週間に3日は、おいしいカレーを食べて、夏を元気に楽しみましょう!