フェイスブックのレインボーはアメリカ最高裁の判決に対するお祝いなのか?
フェイスブック(Face Book)で話題になっているプロフィール写真の虹色加工。いま、このプロフィールのレインボー加工がフェイスブック上で急増しているのですが、これって私は同性愛者ですよ。ってことのアピールに使ったり、同性婚を応援するよ。ってことのアピールを意味するものになっているようです。
これはフェイスブックが、2015年6月26日にアメリカの連邦最高裁判所が同性婚を認める判決をしたことに対する、お祝いのツールということで始めたそうなのです。
今回の最高裁の判決は、同性婚を禁止する州法に対して憲法違反とし、この判決により全米50州で、事実上同性婚が憲法上の権利として認めらることになります。
そして、この判決を受けてオバマ大統領からは、『判決は米国にとっての勝利だ。すべての国民が平等に扱われるとき、われわれはより自由になる』との演説をしました。
なぜ、レインボーなの?
同性愛者、性的少数者の尊厳と社会運動を象徴するために使用される旗(フラッグ)がレインボーなんですが、このレインボーによって彼女彼氏ら(LGBT)の多様性を表しています。
ピンク:sexuality(セクシャリティ)
赤:life(生命)
橙:healing(癒し)
黄:sunlight(太陽)
緑:nature(自然)
ターコイズ:magic/art(魔術/芸術)
藍:serenity/harmony(平穏/調和)
紫:spirit(精神)
・Lesbian(レズビアン)女性同性愛者
・Gay(ゲイ)男性同性愛者
・Transgender(トランスジェンダー)性同一性障害(心と体の性の不一致)
の頭文字をとった総称となります。他にも呼び方はありますが、LGBTが一般的。
今回の判決は同性愛者にとって大きな前進となります。また、差別を受けることを恐れて、なかなか表だってアピールできなかった心の声を、フェイスブックのレインボー化でアピールできるのも、少しは前進できるのではないでしょうか。フェイスブックでつながっている友だちのプロフィール画像が虹色になったら、勇気の一歩に対して『いいね』を押してあげましょう。
ただ、何も知らずにプロフィールを虹色にしている人は、あらぬ疑いを持たれますので注が必要ですよ。