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毎日のネタ

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給食の牛乳取りやめから見える闇

学校給食に牛乳って必要でしょうか?

という討論があちらこちら学校や教育関連から出ています。カルシウム補給には必要だ!という推進派と、米のごはんに牛乳は合わない!という不必要派に分かれています。

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このお米にも牛乳。というメニューですが、国の規則としてきっちりと決められているのです。学校給食法施行規則には、栄養バランスの取れた❝完全給食とは、給食内容がパン又は米飯(これらに準ずる小麦粉食品、米加工食品その他の食品を含む)、ミルク及びおかずである給食をいう。❞と必ず牛乳を出すように規定されています。

 

この背景には、

日本が戦争に負けてアメリカの指導が入ったとき、アメリカは日本に無償で家畜をプレゼントし、飼育方法を教えました。そして、牛乳を飲む習慣。肉を食べる習慣。を根付かせました。ここにアメリカ国益のための仕組みがあるようです。牛乳を大量に生産する。食肉を大量に消費する。そのためには、エサとなる穀物が必要になります。国の規定で牛乳を出す。と決めてしまえば、大量に生産でき、穀物も大量に購入するわけですから、アメリカは儲かりますね。

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万が一、不作による高騰があっても、実は困るのは日本の酪農家だけ。となるわけです。酪農家の打撃は相当なものでしょうが、何かしらのアイデアを実行するときに来ているのではないでしょうか。

 

今、飼育方法や製造方法、オリジナル乳製品など積極的に取り組む酪農家の方たちが多くいます。地方のアンテナショップや、食材の宅配サービスに登録するなど、酪農業界が開かれてきている感じがします。食の安全が注目される今、丁寧に作られた乳製品に対しては、それ相応のお金を払ってもいい。と思う人が多いと思いますが。

 

学校と牛乳の関係

学校給食における牛乳消費量は約37万キロリットルで、一般に売られている牛乳全体の約15%になります。学校に卸されている牛乳200mlパックは、だいたい43円42銭。給食に牛乳は絶対必要です!と言えば、約800億円も売り上げられるわけです。巨大な乳製品ビジネスですね。

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牛乳の流れとしては、農畜産業振興事業団から 巨額の補助金を乳業メーカーに支給し、そして、乳業メーカーから学校に補助金として支給する。です。

この巨額の補助金を、学校が乳業メーカーから受け取るためには、

・牧場・牛乳工場を見学させること。
・牛乳を推奨するテキストを配布すること。

が必要条件になります。乳業業界と農林水産省による学校を舞台としての『牛乳の宣伝』。匂うようなお話ですね。

 

参考: 戸田 耕一郎

【連載#04:牛乳神話を疑え】学校給食に牛乳が出され続ける謎の理由を解明する

 

牛乳がなくなる小学校も

 新潟の三条市をはじめ、全国で給食の牛乳をやめよう。という動きが出てきています。きっかけは、米に牛乳って合わない。ということですが、牛乳の栄養分は見過ごせないのが事実です。そこで、代替案として、

・ごはんの量を増やす。

・おかずの量を増やす。

・カルシウムの多い食材を利用する。

・家庭への啓発により、栄養素のバランスを考えてもらう。

 

牛乳をめぐる、学校における様々な裏事情もある中で、牛乳を中止する決断は相当な覚悟が必要かもしれません。でも、米の給食に牛乳は合わない。のはハッキリしているわけで、私たちも、給食に牛乳が出るのは当たりまえ。と盲目的に思うのではなく、『なぜ、牛乳なのか?』『牛乳をやめたとしたら何が必要か』ということを考えないといけませんね。