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アタマジラミを予防する親の事前知識として。

保育園や小学校で、アタマジラミ(頭に寄生するシラミ)の感染が広がっているそうです。アタマジラミは、感染すると頭がものすごくかゆくなります。しかも繁殖力が強いので、あっという間に周りに広がっていきます。

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はじめて遭遇する親御さんも多く、それゆえに対処が遅れがちになり保育園や幼稚園小学校で蔓延してしまうとのこと。

アタマジラミは1年中発生するのですが、幼児・小学生の間においては暑くなる時期、プールの季節が特に多いようです。

アタマジラミの成虫は髪にしがみつき、卵も粘着力があるので普段のシャンプーくらいでは、なかなか落ちません。なので、アタマジラミを見つけたら、サルの蚤取りのように地道に髪の毛をかき分けて見つけ潰す。か、市販のシャンプーを使って処置していくかになります。

 

アタマジラミとは?

特に子どもたちの間で集団発生するのがアタマジラミ。

頭髪に寄生し頭皮から吸血することで、かゆみや湿疹などを起こします。また、卵を産み付けることでどんどん増えていきます。

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卵はフケと間違いやすいですが、毛にこびりついて取りにくいフケのようなものがアタマジラミの卵。と覚えておくといいかもしれません。

アタマジラミは高温・多湿が苦手です。本当に活発になるのは秋~冬にかけての季節ですが、今や1年中中が必要と言われています。特に暑くなる時期のプールでのタオルや帽子の貸し借りによって感染が増えてきています。

追記としてケジラミとは、

主に陰毛に寄生して、強いかゆみをもたらすケジラミ。アタマジラミとは違うので、うちの子どもがケジラミになっちゃって。と言ってしまうと、卑猥な感じになってしまうので、ちょっと注意が必要です。

 

感染経路って?

不潔だからアタマジラミになった。と悲観しなくてもOK。そんなことで嘆いているよりも早く処置をしてあげることが優先です。子どもの感染経路で特に多いのは髪の毛の接触です。子どもは、身体を寄せて遊ぶことがよくあるため感染率が高くなります。また、帽子やタオルを貸したり借りたりすることも多いので、これも感染の原因のひとつ。

水の中では、シラミは毛にしっかりつかまって離れないようにするので、プールや銭湯でうつることはなく、それよりは脱衣かごの共用から、バスタオルの使いまわしから、クシの貸し借りによる感染が多いということ。

ひとに寄生するシラミは他の動物には寄生しないですし、他の動物に寄生するシラミはヒトには寄生しませんので、ペットからの可能性はありません。

毛から離れたアタマジラミは2~3日で死にます。

 

予防対策としては?

対策としては子どもの頭をしっかりチェックする。子どもひとりでシャンプーさせてもいても、時々は親がしっかりシャンプーをすることでアタマジラミを減らすこともできます。触っても感染しませんので、スキンシップとして。あとは子どもに、園や学校ではクシやタオルの使い回しはしない。頭をくっつけて遊ばない。などを言い聞かせる。ですが、これって結構難しいですが、言っておけば子どもも意識するものです。大人よりも子どもから感染が多いので園・学校での対策が必要です。

 

なってしまったら?

アタマジラミは薬剤に弱くて確実に駆除できるので過剰に慌てなくていいです。まず、出来ることから着実にしていきましょう。

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・こまめに頭髪をチェックしてアタマジラミを取り除いていく。

・枕カバーやシーツなど洗濯できるものは、60℃以上のお湯に5分間以上つけてから洗濯する。乾燥機も効果あり。洗濯できないものは、ポリ袋に入れて完全密封し2週間放置すればOK。

・こまめな掃除機がけ。
・家族もチェック。感染していたら同時に駆除していきましょう。

・園や学校の先生に相談する。(いじめの対象になってしまうかもしれないので、対処の仕方など慎重に進めることが必要ですね。)

・専用駆除シャンプーを使う。

 

子どもがアタマジラミに感染してしまうと、園や学校へ行くまでの朝は特に時間がかかります。シャンプーをこまめにしても完ぺきではないので、毎朝頭髪チェックです。見つけては潰し、見つけては潰し。髪の長い女の子は特に大変ですが、その子が悪いわけではないので地道にやさしく付き合ってあげたいですね。

 

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参考

誰にも聞けないシラミの話 | シラミ | 害虫の種類 | ウルトラ害虫(がいちゅう)大百科 | KINCHO 大日本除虫菊株式会社